Introduction

アンタ達、ごきげんよう。小川馨(オガワカヲル)です。
ブログを運営するにあたって、「どんな人がこのブログを書いてるのかしら?」って、アタシなら気になると思うの。
前回は「どうしてこのブログを始めたのか」をお話したけれど、今回はアタシ自身
――小川馨について、少し深く紹介させてちょうだい。
小川馨について
「はぁい皆さん、ごきげんよう」
この挨拶が懐かしい方も、初めましての方も、改めてよろしくね。
アタシはYouTubeでゲーム実況や雑談をしている。所謂Vtuberっていうヤツ。
動画の中だと、深い話をしたりするチャンスが中々無かったのね。
だから、このブログでは、アタシを、もっと自然体で見せていきたいの。
興味を持ってくれた方、ありがとう。
YouTubeから来てくれた人も、このブログで初めて出会ってくれた人も、どうぞ仲良くしてちょうだい。
どんな人?
……正確には魔族なんだけど、まぁその辺りは流してちょうだい。
よく言われるのは「変人」「存在が曖昧」「霞食って生きてそう」みたいな、つかみどころのない評価ばかりね(笑)
自己評価?
「ストイック」な「ナルシスト」ってところかしら。
自分自身に胸を張れる生き方をしたい、って思ってる。理想の自分を追いかけて、今日も黙々と進んでる、そんな感じよ。
性別『オネェ』
アタシ、オネェなの。文章の雰囲気で察していた方もいるかもしれないわね。
でもこれはVtuberの演出でもなければ、誰かのために演じているわけでもない。
ごくごく自然体のアタシ。
男性になりたいわけでも、女性になりたいわけでもない。
けれど、男性としての魅力も、女性としての魅力も、どっちも欲しいって思っちゃう。
だから、アタシは“紳士”を目指してるし、“淑女”でもありたいの。

“オネェ”という在り方が、今のアタシにはいちばんしっくりくるわ
価値観のルーツ
アタシの価値観の根っこには、幼少期から続いた“生きづらさ”があるの。
いじめ、不登校、性別の違和感。
周りの子たちと同じように生きられない日々の中で、ずっと感じていたのは「どこにも居場所がない」って感覚だったわ。
加えて、厳しい祖父母から浴びせられた「出来損ない」という言葉。
小さな心に、それは想像以上に重たかった。
あの頃は、毎日がただ苦しくて、「もういっそ消えてしまいたい」と何度も思った。
でもね、不思議なことに、アタシは生きることをやめなかった。
そんな中で出会ったのが“心理学”。
自分の心を知りたい。それが、最初の動機だったわ。
そこから少しずつ、「人の気持ち」や「心の動き」を知ることに惹かれていった。
それは、ただ生きるための手がかりでもあったし、
同じように苦しんでる誰かを、少しでも助けられるかもしれないっていう希望でもあった。
……とはいえ、現実は甘くなかったわ。
その道の途中でアタシはまた躓いて、燃え尽きて、鬱になった。
「自分には何もない」って気持ちに何度も飲まれそうになった。
でも、今振り返ると、あの経験はちゃんとアタシを形作っていたと思えるの。
誰かを「分かりたい」と思う優しさや、
言葉にすることでしか癒せないものがあるって気づけたのも、
あの頃の自分がいたからこそ。
過去の痛みや孤独は消えないけど、それを“無駄”だとは思ってないの。
むしろ、あのときのアタシに出会っていなければ、今のアタシはいない。
だから今も、創作をしたり、言葉を綴ったりしながら、
そっと誰かの心の隙間に寄り添えるような表現を目指してる。
「過去の自分が、今の自分を作った」
——そう思えるようになったのが、アタシの価値観の基盤なのよ。
咲き誇る青薔薇、だけど○○!?
アタシ、よく自分のことを「青薔薇(ロサ・オンディーナ)」って呼ぶの。
青薔薇の花言葉は「奇跡」。
叶わぬはずの花が咲く――そんな願いを込めて。
「青薔薇こと小川馨よ!」って挨拶には、自分への期待と願いがこもってるのよ。
でもね、ちょっと困ったこともあるの。
小難しいことばかり語ってるせいか、「しっかりしてる人」って思われがち。
……実際のアタシは、びっくりするくらいのドジなのよ。
傘は忘れる、財布は落とす、人違い。
まるで“オネェが歩けば何かが起こる”ってレベル。
そんなアタシを、皆はこう呼ぶわ。
『ポン骨』ってね。

親近感を覚えてもらえたら、幸いだわ
表現者としてのスタンス
創作のルーツ
物心ついた頃から、何かを「表現する」ことが好きだったわ。
漫画家になりたかった時期もあったし、小説家を夢見ていた時期もある。
誰かの真似じゃなくて、自分の中にあるものを、外に出していくことが好きだったのよ。
転機が訪れたのは、10年ほど前。
“MAKAIDRESS”1というグループで、仲の良い友人たちとゲーム実況を始めたの。
遊びながら何かを作る、その面白さに夢中になっていったわ。
そこから、ロゴを作ったり、イラストを描いたり、PVを編集したり。
いろんなことに手を出して、どれも中途半端に見えるかもしれないけれど、アタシの中では全部つながってる。
とくに好きなのは、文章と映像。自分でも向いてるなって感じるのはこの2つ。
……とはいえ、プロと比べたら見劣りするわ。
だからこそ「マルチクリエイター」って名乗るのは、ちょっぴり気恥ずかしいのよね(笑)
なぜ創作活動をする?――創る“意味”
アタシが「創る」ことにもう一度前向きになった理由。
――それは、ある喪失がきっかけだったの。
2021年、心が疲れ切ってしまって、創作ができなくなった時期があったの。
「このままじゃ、自分が自分じゃなくなってしまう」そんな焦りと恐怖でいっぱいだったわ。
そんな中、2022年の春。
ときどき配信に来てくれていたフォロワーさんの訃報を知ったの。
特別親しかったわけじゃないけど、その人がくれた言葉は確かにアタシの中にあって。
でも、彼の声も、記録も、もう何もネット上には残っていなかった。
その時、強く思ったの。「残したい」って。
認められたいとか、褒められたいとか、そういう気持ちもないわけじゃない。
でも一番大切なのは、「今の自分にしか創れないものを、ちゃんと残しておくこと」だって。
感情にも“旬”があるのよ。
その瞬間にしか出せない温度や匂いがある。
それを残さずに流してしまうなんて、もったいないじゃない。
たとえ誰にも届かなくても、未来に自分が「ここにいた」と確かめられるように。
それが今、アタシが表現を続ける理由。
これからの活動
実はね、鬱をきっかけに長いことYouTubeの活動をお休みしていたの。
でも、このブログを始めるにあたって、少しずつまた動き出していこうと思ってるわ。
ただの「復帰」じゃなくて、アタシ自身がもっと自由に、多面的に動けるような形でね。
ゲーム実況だけじゃなく、
ラジオみたいなトークや、日常の小話、誰かの作品の紹介――
そういう「アタシ」を感じてもらえるようなことを、色々やっていくつもりよ。
やりたいと思っても動けなかった、そんな自分を乗り越えて、
「実行する」「続ける」ことに挑戦していきたい。もちろん、楽しむことは絶対に忘れずにね。

「弱さ」「葛藤」「孤独」も含めて『作品』に昇華したいわ
価値観と好きなもの
自己研鑽という遊び
最近のアタシのいちばんの趣味は、「自己研鑽」ってやつね。
とにかく今よりも、明日の自分をちょっとでも良くしたい。それだけ。
だから筋トレもするし、読書もする。
ゲームだって、ただ遊ぶだけじゃなくて「どうやったら上手くなれるか」を意識してる。
全部が“練習”みたいなもんよ。
何を目指してるの?って聞かれたら、こう答えるわ。
「小川馨」を目指してるって。

昨日のアタシよりも前へ
魂へのメッセージ
アタシが心から惹かれる作品には、必ず“影”があるの。
ただ明るいだけじゃなくて、心の奥に沈むような闇があって。
それでもその中に一筋の希望が差し込んでる。
そんな作品が、大好き。
たとえば「寄生獣」や「STEINS;GATE」
「最終兵器彼女」「エルフェンリート」「宝石の国」……
どの作品にも、人間の不器用さや孤独、そしてそれを超えて生きようとする光があるのよ。

またいつか、ひとつずつ語らせてちょうだい。
amazarashi
好きなアーティストは「amazarashi」が好き。昔、学校に行けなかった時期がアタシにはあってね。鬱屈とした日々を送っていたの。そんな時に彼らと出会うことになる。
初めて出会った曲は「ラブソング」
“愛の歌”だなんてタイトルなのに、中身は真逆もいいところ。
なんてったって「未来はないぜ陽も刺さない」から曲が始まるのだもの。驚くわよね。でもこの曲が当時のアタシの救いだった。
この曲のなかで好きな歌詞があってね当時、塞ぎ込んでしまって未来にも全く希望を見出せなかった当時の“私”
―そんなアタシの心に突き刺さった痛烈な詩。
未来には期待しないよ 息も出来ないよ 夜の闇の中 不安で眠れない
“ラブソング”―amazarashi
愛されるだとか 愛するんだとか
それ以前に僕ら 愛を買わなくちゃ
PVも不気味なほど芸術的で、それに惹きつけられた。この誰かの心の痛みに寄り添うような、そして感情の見たくない部分を叩きつけられるような、そんな歌詞と歌声にアタシは魅了されて、今でも一番好きなアーティスト。
これはアタシがamazarashiを知ったキッカケに過ぎない。
一番好きな曲は別にあるの。それは「終わりで始まり」っていう曲。公式アカウントがUPしている動画がなかったので、このブログ内で紹介は出来ないんだけど、良かったらそちらも聞いてみてちょうだい。歌詞の一部を引用して紹介をするわね。
やっと僕は僕を肯定して
“終わりで始まり”―amazarashi
立ち上がって 走り出して その時見上げたいつもの空
あの頃とは違って見えたんだ あの日の未来を生きているんだ
全てを無駄にしたくないよ 間違いなんてなかったよ
今の僕を支えているのは あの日挫けてしまった僕だ
「今の僕を支えているのは、あの日挫けてしまった僕だ」っていうフレーズが一番好き。今まで歩いてきた道も無駄じゃなかったと思えて、いつも泣いてしまう。
やっとアタシはあの時のアタシを肯定できたんだなって。

ダークな世界観と、そこはかとない希望。
そんなamazarashiが大好き
信条
「完璧じゃなくていい、でも誠実でありたい」
「欲望には際限がない、大事なのは何が必要なのか」
「生きた証を残す、アタシに会いたくなった時、また会えるように」
ルーティーン
朝のルーティーン
信じられないかもしれないけど、起きたらまずコールドシャワーを浴びてるのよ。
もうね、これくらいやらないと目が覚めないの(笑)
そのあと塩水を飲んで、水分とミネラルを補給。最近はレモン塩水にしてるの。
そしてやっとコーヒー。NewsPicksでニュースを見たり、読書したりしながら一日を組み立てる。
ToDoリストなんかにも手を出してみようかなって最近は思ってる。
作業のオトモ
作業中はだいたいコーヒー。ビターな味が好きで、ブラック一択。
クラシックやジャズをBGMにすることが多いわ。あとは、たまにラジオも聴くわね。
ちなみに、お酒を飲んで執筆した時なんかは文章がまったく思い浮かばなくなるわよ(笑)
SNSの方針
SNSは、フォロワー数とかエンゲージメントはなるべく気にしないようにしてるわ。
投稿内容も、決意表明や更新情報がメイン。
ほんとはもっと日常のことも呟けたらいいんだけど、そういうのはちょっと苦手でね。
だから割り切って、今は「報告ツール」として使ってるの。
アタシの弱点
実は朝が本当にダメ。身体が根っからの夜型なのよね。
あと、やりたいことと体力のバランスが取れないの。だから「続けたいのに続かない」ってことも多くて。
それと、かつては極度の完璧主義だった。
でも最近は「未完成でもいいから出す」ことの方が大切だって、やっとわかってきたわ。
最近は、この欠点を克服をしようと一生懸命よ
希望
アタシにとって「希望」って何かしらって考えた時、真っ先に思い浮かぶのは「未来があること」だったの。
未来がなければ、この物語は続かない。
終わらせるにはまだ早いし、なによりアタシ自身が、続きを見たいのよ。
誰かのためじゃなくて、自分自身のために。
そして、見つけてくれた誰かが「追いつけるように」残していきたい。
――今はそれが、アタシの希望。
生きたくなかったアタシが、前を向いて歩いていく。
それって、結構すごい『奇跡』だと思わない?
2025年7月18日
小川馨
- MAKAIDRESS(2017‐2020)│過去に小川馨が所属していたグループ。現在は無期限休止中。 ↩︎